Nobuo Araki / The Archetype

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STUSSY Harajuku Chapter

「蛍光にあこがれて」 地味なものが好きだ。 なんとなくそう思って生きてきた。が、 『STUSSY Harajuku』の仕事の依頼を受けた時、 僕が若い頃に着ていた蛍光文字の施されたTシャツを思い出していた。 たぶんそれは、10代の頃に浴びていた明るい陽射しを思い出す感覚と似ている。 STUSSYとそれとは、一見結びつかないようだけど、直感的にそう思った。 理由はわからない。 理由なく、ただただその光にあこがれ、この店を想った。 この店は、原宿のど真ん中に佇むビルの1階と地下1階の2層からなり、主に3つのスペースで構成されている。 元々、通りに面し風除室だったスペースの「キオスク」。 その奥の1階部分は、今後のいろんな企画にも追従する「エンプティスペース」。 そして、その奥にある階段をつかい、地下1階には、STUSSYの商品が揃う「ストアスペース」。 「通り」ー「キオスク」ー「エンプティ」ー「ストア」というグラデーションが、この店の特徴となっている。 そして、その空間全体に『落款』的蛍光色を散りばめた。 その理由は、まだわからない。 もしかすると、それは、若さへのあこがれかもしれない。 この店は若さへのリスペクトからできている。 そしてSTUSSYの未来へ。

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